見え方設計 ロゴ 実績一覧
イベント設計/体験設計/コミュニケーション設計

女装イベント「プロパガンダ」の再設計

一夜のイベントを、
一つの世界観として設計する。

プロパガンダは、新宿2丁目で年に一度開催する女装イベントです。踊ること、話すこと、出会うこと、自分らしい姿で集まること。そのすべてを含めた「年に一度の女装祭り」として、イベント全体を設計しました。

企画、Webサイト、キービジュアル、映像、音楽、SNS、出演者の見せ方、会場での体験まで、異なる要素を一つのブランドとして統合しています。

現在のキービジュアル

色、熱量、祝祭性を視覚化した、プロパガンダのキービジュアル。

課題

出演者を並べるだけでは、
イベントの魅力は伝わらない。

大規模なイベントには、多数の出演者、複数のフロア、企画、料金、注意事項など、伝えるべき情報が数多くあります。それらを一度に並べるだけでは、イベントがどのような場所なのかが見えにくくなります。

必要だったのは、情報を整理することだけではなく、出演者、企画、映像、音楽、Web、SNSを通して、開催前から当日まで一貫した期待をつくることでした。

コンセプト

年に一度の、
女装祭り。

プロパガンダを、特定の出演者を見るためだけのイベントではなく、女装を中心とする文化と人が一堂に集まる、年に一度の祭りとして再定義しました。

誰かの完成された姿を眺める場所ではなく、それぞれが自分の姿で参加し、踊り、話し、新しい人と出会う場所です。この定義を起点に、言葉、ビジュアル、企画、会場体験までを設計しました。

ビジュアルアイデンティティ

異なる表現を、
一つの印象で束ねる。

プロパガンダのロゴを新たに設計し、イベントを象徴する視覚的な核をつくりました。

キービジュアル、出演者紹介、Webサイト、映像、会場演出まで、媒体や表現が変わってもプロパガンダだと認識できるよう、ロゴ、色彩、タイポグラフィ、グラフィックのルールを一貫して展開しています。

プロパガンダ ロゴ

イベント全体の視覚的な核となるロゴを設計。

イベント設計

見るイベントから、
参加するイベントへ。

会場では、DJやライブだけでなく、来場者同士の交流が生まれる複数の企画を設けています。代表的な「出会いリング」は、光るリングを「声をかけてもよい」というサインとして使い、初対面の人同士が会話を始めるきっかけをつくる企画です。

ほかにも、秘密のピンクルーム、告知コーナー、フード、VIPルーム、アフターパーティーなどを組み合わせ、一晩の中に複数の過ごし方を設計しています。

出会いリング

出会いリング

フード

フード

シャンパンVIP

シャンパンVIP

秘密のピンクルーム

秘密のピンクルーム

Webサイト

情報量の多いイベントを、
一つの体験として見せる。

公式サイトでは、コンセプト、出演者、タイムテーブル、楽しみ方、チケット、スポンサー、ガイドラインまでを、一つの流れとして整理しました。出演者カードから各プロフィールやSNSへ移動でき、イベントを知る段階から出演者個人への興味へとつながる構造になっています。

「知る → 興味を持つ → 内容を理解する → チケットを購入する」という来場者の意思決定に沿って、情報の順序と見せ方を設計しています。多言語での案内や年齢確認、撮影、再入場などのガイドラインも同じサイト内に統合し、初めて参加する人の不安を減らしました。

公式サイトのファーストビュー

公式サイトのファーストビュー。世界観と開催情報、チケット導線を一つの画面に統合。

出演者一覧の画面

出演者情報の整理。多数の出演者を、役割とプロフィールが把握できる構造で掲載。

出演者・入場チケット案内

参加前の不安を減らす情報設計。料金、注意事項、再入場、撮影ルールなどを一つの導線に統合。

映像・音楽

告知素材ではなく、
イベントの空気を先に体験させる。

プロモーション映像と音楽は、開催情報を説明するだけの素材ではなく、プロパガンダが持つ速度、熱量、違和感、祝祭性を伝えるために制作しました。

映像、音、キービジュアル、Webサイトを共通する世界観の中で設計することで、媒体が変わってもプロパガンダだと認識できる状態をつくっています。公式サイトからは、イベントのために制作した音源へも接続できる構成にしています。

プロモーション映像を見る
PVの代表フレーム 1
PVの代表フレーム 2
PVの代表フレーム 3

イベントの空気を先に体験させるプロモーション映像。映像と音楽を含め、世界観を一貫して制作。

SNSコミュニケーション

一度の告知ではなく、
開催日まで物語を積み上げる。

SNSでは、イベント全体を一度に説明するのではなく、出演者、スタッフ、企画、料金、会場、スポンサーなどを、一つずつ独立した投稿として紹介しました。多数の出演者をまとめて発表すると、一人ひとりの存在は埋もれてしまいます。

そこで、それぞれに個別の投稿機会を設け、出演者本人からも告知しやすい形にすることで、公式アカウントだけに依存しない情報の広がりを設計しました。投稿を単発の宣伝として扱わず、開催日まで接触回数を増やし、イベントへの理解と期待を段階的に高める運用を行いました。

出演者紹介投稿
出演者紹介投稿
企画紹介投稿
スポンサー紹介投稿
料金・チケット案内投稿
開催直前の告知投稿

出演者、企画、スポンサーを一つずつ独立した投稿として展開。公式アカウントだけでなく、各出演者からも共有しやすい告知構造を設計しました。

集客設計

表現を、
来場につなげる。

ビジュアルや映像が注目を集めるだけでは、イベントの成果にはなりません。投稿から公式サイト、出演者情報、企画紹介、チケット情報へとつながる導線を整え、SNSで生まれた関心を、サイトへのアクセスと来場判断へ接続しました。

出演者ごとの発信と継続的な投稿によって、単一の公式アカウントだけでは届かない複数のコミュニティへ情報を広げ、開催日に向けて接触機会を段階的に拡大しました。

タイムテーブル・運営設計

出演者・企画ごとの継続的な発信により、開催日に向けてインプレッションを段階的に拡大。
Xアナリティクス|2026年7月4日〜7月17日(※7月17日は集計途中)

主催・運営

世界観だけでなく、
実際に成立する仕組みまでつくる。

プロパガンダでは、アートディレクションだけでなく、共同主催としてイベント全体の企画と意思決定にも関わっています。

表現をつくるだけでなく、出演者構成、タイムテーブル、料金、スポンサー、会場企画、当日の運営ルールまで含めて、イベントが現実に機能する構造を設計しました。

実際の会場写真

デジタル上で設計した世界観を、会場体験として実装。

担当範囲

イベントコンセプト設計

アートディレクション

共同主催

ロゴデザイン

ビジュアルアイデンティティ設計

キービジュアル制作

イベント企画・体験設計

コピーライティング

Webサイトの情報設計

Webデザイン

フロントエンド実装

プロモーション映像制作

音楽制作

SNS戦略設計

SNSコンテンツ企画

出演者・企画ごとの告知設計

チケット販売導線設計

スポンサー企画・掲載設計

運営ルール・ガイドライン設計

結果

一夜を告知するのではなく、
開催前から体験を始める。

イベント、Web、ロゴ、映像、音楽、SNSを個別の制作物として扱わず、一つのブランド体験として統合しました。出演者一人ひとりを起点に情報が広がり、企画への理解が段階的に深まり、SNSで生まれた興味が公式サイトとチケットへつながる構造を構築しています。

その結果、プロパガンダは単発のクラブイベントではなく、年に一度を待つ理由のある女装文化の場として、独自の立ち位置を形成しています。

プロパガンダ公式サイトを見る